2011年3月18日金曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 7

原発 緊急情報(8) 放射線はどこまで行くか?
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それではチェルノブイリの時になぜ遠くの人が被害を受けたのかというと、実は「現場でチェルノブイリの処理に当たった人は放射線で死んだのですが、遠くの国民は「放射能を持った物質」で被害にあったのです。

http://takedanet.com/2011/03/post_cd3c.html

この地図は、チェルノブイリの爆発の後、放射能物質がどのようにロシアの大地に飛んでいったか?という図です。
ちょっと見にくいのですが、チェルノブイリの原発は図の中心にあります。そこから強い放射能を持つ物質が飛んでいったのですが、図を見るとわかるように二つの方向があります。
一つは、チェルノブイリからポーランドの方に西側に進んだもので、おおよそ300キロぐらい飛んでいます。
もう一つは、チェルノブイリから東北東に流れたもので200キロぐらいのところと、500キロメートルに強い汚染が見られました。
ちなみに、福島原発から東京までの距離は約230キロですからチェルノブイリの図に自分のいる所にしるしをつけると、だいたい検討がつきます。
風が問題ですから全く同じ距離でも全然、汚染の程度が違います。例えば、チェルノブイリから200キロ西のところは相当強い汚染を受けていますが、200キロ東南東は全く汚染されていません。
風に乗って一筋になって流れますから遠くに離れても汚染は強いままにであまり弱くなりません。
また、所々に黒いところ(汚染の強いところ)があるのは、雨が降ると雲の中に含まれている放射能を持つ物質が落ちてくるとか、気流の関係などがあります。
でも第1には風の向きであることがよくわかると思います。

福島原発事故、スリーマイル並み=国内最悪の「レベル5」-3号機プールに再び放水

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、国内初の一部炉心溶融などの深刻な事態に陥った1~3号機について、国際原子力事故評価尺度(INES)のレベル5(暫定値)に当たるとし、国際原子力機関(IAEA)に報告した。

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011031800905

 レベル5は「施設外へのリスクを伴う事故」に当たり、1979年の米スリーマイル島原発事故と同水準。国内では99年に茨城県東海村で起きた核燃料加工会社ジェー・シー・オーの臨界事故を超え、過去最悪となった。
 保安院は、同原発1~3号機が津波によって冷却機能を失って炉心損傷を起こし、現在も放射性物質の放出が続いているとして、評価基準に従いレベル5と判断。また、同様に使用済み核燃料プールの冷却機能を失って水素爆発に至った4号機は「重大な異常事象」のレベル3と判断した。地震後に冷却ポンプが一時動作不能になった福島第2原発(同県富岡町、楢葉町)の1、2、4号機も同様とした。

島の原発廃炉「当然議論に」=東電常務が記者会見

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011031801190

 福島第1原発の一連の事故で、東京電力の小森明生常務は18日、福島県内で記者会見し、「県内の原発を廃炉にするか」との記者の質問に「当然、そういうことも議論になると思う」と述べた。また同社の原発事業については「危険な状態を無視することは、経営の根幹に関わる」とし、事業継続の上で設備や運営を見直す考えを示した。
 住民への情報提供や生活支援が遅れているとの非難を受け、東電社員を避難所に派遣し、要望に応えることを表明。一方で、原発事故の被災住民への補償は「国とも相談して考えていく」とし、明言を避けた。
 小森常務は2008年6月から2年間、福島第1原発の所長を務めた。会見では「私も住民でした。住民の顔を浮かべると本当に申し訳ない」と謝罪した。
 原発を冷却するための危険な放水作業に自衛隊員や警察官、消防士らが携わっていることについては「多くの人が大事故に携わっていることに、本当に頭が下がります」と声を詰まらせながら語った。(2011/03/18-22:57)

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