2011年3月31日木曜日

原発災害情報 5 -チェルノブイリ立ち入り禁止区域、「ゾーン」の今 大事故から25年

・・・非常に面白い!!!・・・

チェルノブイリ立ち入り禁止区域、「ゾーン」の今 大事故から25年
2011年03月29日 17:54 発信地:チェルノブイリ/ウクライナ


【3月29日 AFP】ガンナ・コンスタンティノーバさん(77)が住む場所は1986年、世界史上最悪の原子力災害が発生したチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所から18キロしか離れていない。

 ソ連崩壊後、ウクライナ領となったチェルノブイリ原発周辺は「立ち入り禁止区域」に指定されている。しかし、ここには今も高齢者を中心にウクライナ人数百人が住んでいる。彼らは辛うじて生計を立てながらも「死のゾーン」という異名を挽回するかのように、驚くほど牧歌的な暮らしを送っている。

 オレンジ色のスカーフを頭に巻いたコンスタンティノーバさんは、裏庭で育てた野菜を手に「チェルノブイリで十分よく暮らしているわ」と語る。「空気はきれいだし、川も近い。なにもかもが本来あるべき姿で存在してるわよ」

 訪問者たちにとって、コンスタンティノーバさんの言葉は驚きだ。原発周辺30キロ圏内の立ち入り禁止地区、いわゆる「ゾーン」への訪問者は、圏内ではいかなる植物や施設にも触れず、たばこを吸ったり、屋外で飲食したりしないよう誓約書を書かされるのだ。

■「ゾーン」に住み続ける人たち

 その史上最悪の原子力災害からあと1か月で25年目という時、東北地方太平洋沖地震で打撃を受けた福島の原子力発電所の危機に直面し、世界の目は再びチェルノブイリに注がれた。

 チェルノブイリ周辺の汚染地区に居住してはならないという当局の禁止令に反して、立ち入り禁止区域内には高齢のウクライナ人約270人が住んでいる。当局はとうの昔に、この禁止令を徹底させる努力を止めている。コンスタンティノーバさんや住民たちは、核による破滅と隣り合わせかもしれないが、比較的「普通の暮らし」であることを誇ってもいる。日本から「死の灰」が届くかもしれないという懸念が強まっても、彼女たちの心は揺るがない。

 1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所の4号炉が爆発し、致命的な放射性物質が広範囲にまき散らされた時、当時のソ連政府は半径30キロ圏内の住民13万人全員を避難させた。

 しかし、住民が自宅へ戻るのを止めることはできなかった。コンスタンティノーバさんは事故から1月もしないうちに小さな木造のわが家へ戻り、以来そこから動いたことはない。「草の香りもいいし、夏にはいろんな植物が真っ盛りになるのよ。森で採れるもの、キノコやベリー類、何でも食べてるわ。放射能は感じません。トマトやキュウリ、ジャガイモも育ててます。何でも食べるし、何も心配してません」とコンスタンティノーバさん。「避難した人の多くは死んでしまったけど、私は今も生きてるわ」

 事故から25年になるのを前にチェルノブイリの街は、建物を化粧し、記念式典に合わせてオープンする公園や博物館の建設を急ピッチで進めている。

■「何でも食べています、キノコもね」

「ゾーン」にいる全員が決意の固い高齢者というわけではない。

 この地区内に勤務するウクライナ人7500人はシフト制で働き、彼らの給与は首都キエフ(Kiev)の平均の約2倍と言われている。そのうち約3500人がチェルノブイリ原発に雇われており、残りの半数は消防関係者、森林労働者、科学者、ゾーン内の他の事業に関わる建設労働者などである。

 オレグ(Oleg)さん(30)はチェルノブイリにある国営企業で5年間働いてきたが、勤務シフトは特殊だ。「ゾーン」内で15日間働いたら、次の15日間は「ゾーン」外にある自宅で在宅勤務する。「安全面での注意は、徒歩で行ってはならない場所には徒歩で行かない、というだけ。もっとも、時々はそんな場所を歩くこともあるけどね。食べるものは何でも食べてるよ。魚や、時にはキノコだってね」。「ゾーン」内で暮らすために必要な「秘訣」は、「釣りをするときは水が溜まっている場所ではなく、流れのある場所で釣ること」だと教えてくれた。

 オレグさんはガイガーカウンター(放射線測定器)を携帯していない。浴びている放射線が、政府の基準値を超えていないことは分かっているからだと言う。「毎年、体内被ばくの検査を受けてるんだ。魚やキノコを食べすぎたら、限界値は超えるかもしれないからね。一度、値が高すぎるときがあったんだ。2~3か月したらまた来るようにって医者に言われたけど、次に行ったら普通のレベルに戻っていたよ」

「ゾーン」で働くもう一人の若者、ヴィラ(Vira)さんも同じ勤務シフトだが男性の同僚よりも注意していて、地元産の食べ物は口にせず、外部から運ばれてきた食品だけを食べている。しかし、ヴィラさんでさえ何年かここで働くうちに慣れてしまい、これからも同じような注意を続けるかどうか分からないと言う。「チェルノブイリに来たときは偏見でいっぱいだった。草は踏まないようにしていたし、野菜には絶対触らないようにしてたわ。けれどそれから、チェルノブイリの放射線レベルが基準を超えていないということや、長い期間ここにいても危険はないということが分かったの」

 年金生活者の夫婦、マリア・セメニュク(Maria Semenyuk)さん(73)とイワン(Ivan)さん(75)もやはり「ゾーン」内の村、パリチフ(Parychiv)に暮らす。日本の原発事故に関する情報が少ないことは、チェルノブイリの事故当時を思い出させると言う。「私たちは何も聞かされなかった。あの日は集団農場でリンゴを植えたところだったんだ。そうしたら当局から、みんなで3日間だけ避難するって言われたのさ。大変なことだなんて誰も思わなかった」。大災害だったにもかかわらず夫妻は2年後、チェルノブイリに戻った。今は森でキノコ狩りを楽しみ、地元の果実でワインさえ作り、訪れる人にグラスでふるまっている。

 しかし、パリチフ村は文字通り死につつある。家々は見捨てられたまま、屋根は崩れ、第2次世界大戦の記念碑だけが村の真ん中に残っている。チェルノブイリ原発事故の前に400人が生活していたこの村に、今も暮らしているのは9人だけだ。(c)AFP/Anya Tsukanova

2011年3月30日水曜日

原発災害情報 4 -「大前研一ライブ」

「大前研一ライブ」は地上波ではなかなか放送できないニュースの本質や裏側、隠された因果関係を明らかにし、それらが個人や企業­­に与える影響を毎週詳しく解説するBB­Tチャンネルの会員制番組です。この番組の最新情報が受け取れるメルマガ登録はこちら。 
http://www.lt-empower.com/mag2/mag2.asp?m=youtube

2011年3月29日火曜日

原発災害情報 3 -「ニューヨークタイムズ」311から時系列で東北関東大震災被災地の写真を紹介

###あまりにも凄過ぎる!!!!!###

「ニューヨークタイムズ」311から時系列で東北関東大震災被災地の写真を紹介

「ニューヨークタイムズ」が、東北関東大震災の発生した3月11日からの写真を時系列で紹介しています。

Photos of Japan After Earthquake and Tsunami - Photographs - NYTimes.com

日本のマスメディアは報じられないような写真も数多くあります。十分にそのことを理解した上でリンクをクリックしてください。

原発災害情報 2 -原発元設計者が米メディアで告白 「原子炉構造に欠陥あり」

原発元設計者が米メディアで告白 「原子炉構造に欠陥あり」
週刊朝日 3月28日(月)17時27分配信
福島第一原子力発電所の原子炉には重大な欠陥があった--爆発事故を起こした原子炉の設計にかかわった日米の元技術者がそろって証言を始めた。経済性を優先するあまりに小型に造ったため、冷却システムなどに余裕がなく、地震や大規模停電になると爆発しやすいという。今回の地震では、まさにその心配が現実になった可能性が高い。

 現地時間で3月15日、米CNNが、米国を代表する原子炉メーカーであるゼネラル・エレクトリック(GE)の元エンジニア、デール・ブライデンボー氏のインタビューを放送した。白髪に白いひげをたくわえたブライデンボー氏は悲痛な表情でこう語った。

「福島原発の事故は私たちが想定したシナリオよりもはるかに悪い。このままだと、何千もの命が失われる可能性がある。それが怖くてたまらない」

 遠い米国で、なぜ米国人に福島のことがわかるのか? 実は、ブライデンボー氏は福島第一原発の1~5号機で使われているマーク1型原子炉の原設計をした人物だった。(※型の数字はローマ数字、以下同)

 今回、最初に水素爆発を起こした1号機は日本製ではない。1号機の建造が始まった1960年代、日本はまだ自力で商業用原子炉を造っていなかった。このためGEが造った。このあと2号機はGEと東芝が共同で建設し、3、4号機になってようやく東芝や日立製作所が主体で造った。炉心損傷を起こしている1~3号機はいずれも、GEの設計を基にしたものなのだ。

 そしてブライデンボー氏は在職中から、このマーク1の安全性に疑念を抱き、75年に同僚2人とともにGEを退職すると、米原子力規制委員会と共同戦線を張ってマーク1の製造中止を訴えてきた。この3人は、いまでは「GEスリー」と呼ばれている。

 前出の番組でブライデンボー氏はこう語っている。

「マーク1は大規模事故に耐えうるようには設計されていません。冷却システムがギリギリの容量で設計されているため、電力供給が途絶えて冷却システムが止まると、爆発を起こす危険性がある。使用済み核燃料の貯蔵プールも最新型のように自然に冷やされるタイプではないため、電気が切れるとすぐに温度が上がってしまう」

 福島でも地震で冷却システムが止まり、1、3号機はいずれも格納容器の圧力が高まった。使用済み核燃料の貯蔵プールの温度が上がり、消防車などで必死に水をつぎだした。

 まさに氏の指摘どおりだ。一体、このマーク1とはどんな原子炉なのか。

「マーク1が欠陥を抱えているとの米国での指摘は当時から知られていました。格納容器全体の容積が小さいため、炉心部を冷却できなくなって、圧力容器内の蒸気が格納容器に抜けると格納容器がすぐに蒸気でパンパンになってしまう。最悪の場合は格納容器が破裂してしまう心配がありました」

 こう説明するのは68年から77年まで日立製作所の関連会社「バブコック日立」に勤務し、福島第一原発4号機の圧力容器などの設計に関わった田中三彦氏だ。圧力抑制プールを含めたマーク1の格納容器の容量は、新型の「マーク3」の4分の1程度しかない。

「今回、津波による電源喪失などで炉心冷却システムがすべて動かなくなったことで、格納容器が破裂しそうになりました。1号機の格納容器が8気圧になったのがそれを物語っています。運転中の格納容器は中の気体が外へ出ないように1気圧よりもすこし低くしており、設計上も約4気圧までしか耐えられないので、ものすごく大変な事態でした」(田中氏)

 このため東京電力は、格納容器にある「ガス放出弁」を開けて、容器内の圧力を下げざるを得なくなった。そしてこの弁こそ、ブライデンボー氏が会社人生をかけてまで求めたマーク1の安全対策の一つだった。

「80年代後半、私の訴えの一部が認められ、圧力を逃すガス放出弁を取り付けることが義務づけられました」(ブライデンボー氏)

 ガス放出弁がなければ今回、早い段階で格納容器が爆発しただろう。

 しかし皮肉にも、このガス放出弁から出た放射性物質を含む蒸気のために、原発周辺の放射線濃度が上がり、作業員らが被曝している。さらに、炉内で発生した水素ガスも蒸気と一緒に出て、1号機と3号機で水素爆発を起こし、建屋を吹き飛ばした。

 マーク1の欠点はこれだけではなかった。再び、田中氏が証言する。

「圧力容器に付属する再循環ポンプは、重さが数十トンもあるのに支えが不安定で、大地震時に再循環系の配管が壊れないかがよく問題になってきました。もし壊れると、ここから冷却材が格納容器へ噴き出し、『冷却材喪失事故』という悪夢になってしまうからです」

 再循環ポンプは、原子炉内に発生する気泡を取り除くためのもの。最新型では圧力容器内にあるが、福島原発のような古い型では圧力容器の外にある。

「格納容器の圧力の上がり方、水素爆発の起こり方などから推測すると、とくに1、3号機では今回、冷却材喪失事故が起きたように思えます」(田中氏)

 国はこれまで、格納容器の欠点にどれだけ向き合ってきたのだろうか? 

「ガス放出弁について当初は『そんなバカな。格納容器は放射性物質が外に漏れないようにするものだ』としばらく検討していました。設置されたのは90年代に入ってからでした」(同)

 そもそも、40年以上前に設計された原子炉を今も使っていること自体どうなのか。田中氏は言う。

「日本の原発には法的な寿命がありません。設計者は耐用年数を40年としてきました。1号機は40年を過ぎていますが、日本は米国をまね、90年代に入って最長60年まで使えるとの見解を示しました」

 マーク1のコンパクトな設計については、ロシアの専門家は、
「安全性よりも経済性を優先した結果ではないか」
 と、指摘している。ブライデンボー氏もCNNのインタビューで、こう話す。

「社員だった当時、上司にマーク1の廃炉を嘆願すると、上司は『そんなことをしたら、わが社の原子炉部門だけでなく、会社自体がなくなってしまう』と聞き入れられなかった」

 被災から11日後の22日に、福島原発にはやっと電源が回復し、温度計が復活した。1号機の圧力容器の温度が設計限界の309度を超える400度だったことがわかり、東電はあわてて炉内への注水を増やすことにした。しかし、注水を増やすと、それによって発生する蒸気で圧力容器内の圧力が格納容器に抜けて、再び格納容器が爆発する危険が高まることになる。

 小さかった格納容器という欠陥が、今も福島原発を苦しめている。

◆現場作業員が語る「あのボロい原発が・・・」◆

 地震が起きた瞬間、私がいた福島第一原発の建屋では電気が消え、上から電球などいろいろなものが落ちてきました。サイレンが鳴って、「外に避難してください」というアナウンスが聞こえ、大勢の人たちが駆けだしているのが見えました。みんな口々に、
「爆発するんじゃないか」
「放射能にやられるかも」
 とさけび、原子炉から離れた事務本館に殺到。パニックになりました。最初は「落ち着いて」と制止していた警備員も、いつの間にか一緒に走っていました。

 本館で自分の車のカギを取って逃げようとしていると、おそらく東京電力の関係者が、
「帰るかどうか、もう勝手に自分で判断してくれ」
 と声を張り上げていました。もっとも、その本人がだれよりも早く逃げる態勢を整えていたのはびっくりしました。

 車にたどりつき、
「津波らしい」
「すぐそこまで来ているぞ」
 という声を聞きながらアクセルを踏みました。車を少し走らせ、高台で原発の方向を振り返ると、まさに津波が原発に襲いかかっていました。

 これで福島第一は終わりだ、あのボロい原発が倒壊して放射能が漏れたらどうなる--と思うと、背筋がぞっとした。かなり頑丈な建屋が水素爆発で無残に吹き飛んだ姿を報道で見たとき、この考えは間違っていないと確信しました。

 地震の翌日だったか、施設の地下で働いていた作業員2人が行方不明だと聞きました。一人は顔見知りでした。放射能の餌食になっていないか、本当に心配です。

 その後、友人経由で東電の下請け会社からメールが来ました。

〈現在の報道は非常にセンセーショナルで、当社が確認したところでは、そこまで深刻ではないとの回答を東電サイドから得ています。今後、多数の方々のお力を必要といたします。これまでのベースから日給3倍をめどにご賛同をいただける方々を募集しております〉

 3倍なら日給5万円です。より危険な区域を担当したり、経験が豊富だったりすれば10万円という話も聞きました。「もしものときに人手がいるから登録だけでもどうかな」という誘いもあります。

 しかし、応募した人はいないとか。下請け会社の話だと、原子炉への海水注入を迫られた際に東電側は、
「この原発にどれだけカネを使っているのか、知っているのか。原発がなくなれば、お前らの仕事もなくなるぞ。海水を入れて廃炉にするなんて、とんでもない」
 と言い放ったというぐらいの会社ですから。

(本誌取材班=本誌・堀井正明、三嶋伸一、大貫聡子、永井貴子/今西憲之、シャノン・ヒギンス)

2011年3月27日日曜日

原発災害情報 -原子力保安院の大嘘暴露!

日本の官僚について傾聴に値する内容をたくさん含む非常に面白い話である。

原発トラブル情報 -原子力保安院の大嘘暴露!(関東エリア未放送)
武田邦彦教授が緊急インタビューに応じる。
http://www.youtube.com/watch?v=gW8pfbLzbas#at=14&fmt=35

武田邦彦・中央大学教授のプロファイルと最近の著作。

2011年3月26日土曜日

トリウムを燃料とする原発について調べる -グローバル・ヒーティングの黙示録

なかなか面白いページを発見した。内容は極めて含蓄に富んでいる。

グローバル・ヒーティングの黙示録

第二章 非再生エネルギー発電の衰退

トリウムを燃料とする原発


<トリウム炉の原理>

地殻に含まれる トリウムはトン当たり8グラム、ウラニウムは2グラムで資源の量ではウラニウムの4倍あります。ところがウラニウムは大部分が海水に溶けてしまっています。トリウム232は 陸地に閉じ込められています。そしてレアアース(希土類)採取の残渣として世界に数十万トンの在庫があります。今の世界の原発と同じ規模(4億kW)を今世紀末まで動かせる量です。

というわけでトリウム炉が今世界で見直されています。オーストラリアのマイケルジェフリー総督は2009年5月、「持続可能なエネルギー源としてトリウム利用を考えるべきだ、トリウムは核兵器を生まないからだ」と述べま した。2009年10月にドイツで開催された気候変動専門家会議でも議論され、2009年12月の日中印温暖化専門家会議の声明文にも明記されております。米国民主党のリード上院議員が2億5000万ドルのトリウム燃料研究開発費支出法案を提出しました。チェコでも2013年から溶融炉実験炉の建設計画があるということです。水爆の父、エドワード・テイラーも亡くなる前、トリウム溶融炉を支持していたといいます。インドでは固体燃料を使う増殖炉にトリウムを混ぜる方式を研究しています。

トリウム232は90個の陽子を持っています。 トリウムは自身では核分裂しませんが熱中性子を拾って核分裂できるウラニウム233になります。一挙にウラニウム233に転換するのではなく、まず中性子を拾ってトリウム233となり、これがベータ崩壊して、プロトアクチニウム233となり、更にベータ崩壊して、ウラニウム233となります。こうして生成したウラニウム233をトリウムと混合して燃料とする核分裂炉です。燃料再処理が必要となります。そしてこのウラニウム233は核分裂して余剰の中性子を生みますので熱中性子炉で連鎖反応が可能となります。稀少な資源であるウラニウム235の濃縮なしに、また高速炉なしに無限のエネルギーが得られます。

232Th + n → 233U; 233U + n → fission prod. + 2.3n

ただこの反応で余剰の中性子は0.3しかありませんので、中性子損失があると連鎖反応が継続しません。この追加的中性子源としてウラニウム235またはプルトニウム239を加えるか中性子源として陽子加速器を使うことが考えられます。カール・ルビアは加速器を提唱しています。しかし加速器が高価なことと、電力消費が多く、多分経済的ではないだろうと考えられます。

この反応は強い放射能を持つ半減期30年程度の核分裂物質ストロンチウム90とかセシウム137を生成しますが、半減期の長いプルトニウムなどのアクチノイドの生成が少ないというメリットがあります。

2011年3月25日金曜日

http://www.kojima-net.jp/ , http://blog.kojima-net.com/ 接続不能トラブル  -3

午後、http://blog.kojima-net.com/ への接続ができるようになった。

リンククラブホスティング X からきた回答のメールによると次の通りであった。 (昨日 22:07 http://blog.kojima-net.com/ への接続が不能であることを再度リンククラブホスティング X へ質問のメールをしていた。)

blog.kojima-net.jp はLPPのサービスに関連付けされていましたが、
DNSがLHXへ切り替わったため、blog.kojima-net.jp が解除されました。
LHXコントロールパネル内のDNS設定で再度blog.kojima-net.jp を
設定しましたのでもう暫くすると表示されるようになります。

2011年3月24日木曜日

http://www.kojima-net.jp/ , http://blog.kojima-net.com/ 接続不能トラブル  -2 

昨日 http://www.kojima-net.jp/ に接続不能トラブルが発生したが、リンククラブホスティング X ヘの質問、回答により 21:33 http://www.kojima-net.jp/ の接続に成功した。

昨日更に 22:07 http://blog.kojima-net.com/ への接続が不能であることを発見し、直ちにリンククラブホスティング X へ質問のメールをしたが未だ回答がない。

2011年3月23日水曜日

http://www.kojima-net.jp/ , http://blog.kojima-net.com/ 接続不能トラブル

 http://www.kojima-net.jp/ 接続不能トラブルが発生した。

 21:33 http://www.kojima-net.jp/ 接続成功。

 22:07 http://blog.kojima-net.com/ 接続不能であることを発見。

2011年3月22日火曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 11

中国、トリウム溶融塩炉と進行波炉開発に照準

  世界最大の原子力発電国の米国、その米国を15年後には追い抜くことが確実の中国。2つの国で、原子力の持つ新たな可能性に照準を定めたユニークな原子炉の開発が動き出した。
 
  中国の最高レベルの科学技術学術機関であると同時に自然科学・ハイテク総合研究センターである中国科学院はこのほど、トリウム溶融塩炉の開発を正式にスタートした。トリウム溶融塩炉は、核燃料物質と冷却材が溶融塩の形で一体になったトリウムサイクルを用いた熱中性子炉で、増殖を行う原子炉だ。

  溶融塩炉は、発電所内で核分裂生成物を連続して除去する再処理方式を採用することができ、核燃料サイクル全体に投入される核燃料の総量を低下させることができるといった特徴を持つ。米国のオークリッジ国立研究所で1960年代に研究が進められたが、材料や部品、プラントの維持、廃棄物管理等で技術的に困難な問題があったため計画は中止された。
 
  中国科学院は1月25日、2011年の活動会議にあわせて開いた「創新2020」の記者会見で、戦略的先導科学技術特別プロジェクトの一環としてトリウム溶融塩炉原子力システム(Thorium Molten Salt Reactor::TMSR)の研究を開始することを明らかにした。
 
  戦略的先導科学技術特別プロジェクトは、中国科学院が2050年までを視野に入れてとりまとめた科学技術発展ロードマップに基づいて、長期的な視点から国として発展させる必要がある重要な科学技術問題にねらいをつけたものである。国務院常務会議で2010年3月、「創新2020」計画の審議・承認が行われた際に同プロジェクトの設立が認められている。
  
  中国科学院は、2年間に及ぶ根回しや調査研究、討論を経て、2010年9月25日の外部の専門家による検討・評議を踏まえ、同12月に予算の審査が通ったことから2011年1月11日に実施を正式に承認した。
 
  中国科学院はTMSRの開発を4段階で進めるとしている。まず2015年までは問題発見期間として、2MWの実験炉を建設しゼロ出力臨界を達成した後、2年後に2MWを達成する。次の5年間では、モジュール化炉の研究開発を開始するとともに、10MWの実験炉の臨界を達成する。
 
  2020年~30年は実証応用段階と位置付けられており、電気出力100MWの実証炉を建設し臨界を達成する。そして2040年までに商業利用段階に持っていくという計画だ。TMSRの研究開発は、中国科学院の上海応用物理研究所が担当する。

  中国では、もう1つユニークな原子炉の開発がスタートしている。国家能源報が昨年9月17日に報じたところによると、国家エネルギー(能源)局電力司核電処(部)は「進行波炉辦公室」を設立し進行波炉技術の研究開発について関係者の意見をまとめたうえで、原子力企業の専門家を選任し準備作業をスタートした。
 
  進行波炉(Traveling Wave Reactor)は、1958年に初めて提唱された増殖炉の一種で、理論的には燃料を交換しないで50~100年間の運転が可能という。また、軽水炉から取りだされた使用済み燃料や劣化ウラン、トリウム等を燃料として利用することができる。

  福建省のアモイ大学エネルギー研究院の李寧院長は2009年10月30日、中国南方電網と中国国電集団、能源雑誌社が共催したフォーラムの場で、進行波炉の開発の意義について強調した。マイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏が出資するテラパワー社も進行波炉の開発構想を明らかにしている。



“平和の灯”を点すトリウム原発開発

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溶融塩炉では、トリウム232(天然・非核分裂性)+中性子→トリウム233→ウラン233(核燃料)となります。

トリウムをウランに変換する中性子源としてプルトニウムを使います。ウラン233は、強力な電磁波であるガンマ(γ)線を同伴するため核兵器への転用が困難です。

そして、軽水炉で用いられる制御しづらい金属製の燃料集合体(出力変動に弱い燃料棒の束で、1年程度の間隔で交換を強いられる)格納容器やシュラウド(炉心部を構成する燃料集合体・制御棒等を内部に収納する円筒状の構造物)を冷却するための海水が不要なグラファイト(温度変化に強い黒鉛)部分で核分裂反応を冷やさずに保つ仕組みです。
 
日本では現在、再処理工場(青森県六ヶ所村)の本格操業が待たれるなか、発電後にウランから発生される残渣であるプルトニウムの扱いに腐心しており、苦肉の策としてプルサーマル発電や高速増殖炉「もんじゅ」開発を行っています。余り馴染みのないトリウムについてもウランと共に「原子力基本法」で既に定義されており、トリウム原発の実用化に支障は全くありません。

原子力を地球温暖化対策の切り札とする先進国のみならず経済成長でエネルギー需要が伸びている新興・途上国において原発導入の動きが活発化している「原子力ルネサンス」である一方、国内では脱原発や原発反対の不毛な「原発漂流」議論が続いている原子力政策を打開すべく、今こそ地球温暖化防止やエネルギー安定供給、そして核軍縮・核不拡散という崇高な理念に基づく「核なき世界」の実現に向け、軽水炉に固執・拘泥せず高速増殖炉の呪縛に囚われることなく、“平和の灯”を点すトリウム原発開発に唯一の被爆国である日本がリーダーシップを発揮して取り組むべきであると考えます。

 
世界の核兵器の9割以上を占める核超大国である米国とロシアとの間で2011年2月5日、新しい核軍縮・核不拡散の枠組みとなる「第2次戦略核兵器削減条約(STARTⅡ)」が発効しました。また、核兵器の原料となるプルトニウム等の生産に歯止めを掛けるための「
兵器用核分裂性物質生産禁止(カットオフ)条約」を推進する動きも加速しています。近い将来、エネルギー戦略の要諦となるトリウム原発を梃子に、人類が核兵器のない恒久的な平和を享受しながら地球環境を守り、子々孫々に禍根を残さない持続可能な社会が構築されることを期待しています。


A-52.(04.11.09)  
六ヶ所村再処理工場の存廃とトリウム熔融塩炉


2.古川博士、朝日投稿・没

  エネルギー問題が世界的に混乱しているときに、何故日本の原子力委員会がこのような方針を決定したのか、詳しい説明がなく、単に経済性の問題に力点を置いているのは理解しにくい。たまたまそういうときに、04年10月末古川先生から、朝日「私の視点」に投稿する原稿(案)をお送りいただいた。丁度北朝鮮やイランなどの核開発について世界の世論が話題となっており、かつ六ヶ所村処理施設の存廃が日本国内のエネルギー政策を左右する大問題となっている時宜でもあり、大変タイムリーなテーマであると声援を送りました。お許しを得て、ここにその原稿を掲載させ頂く。

朝日新聞 「私の視点」 投稿原稿: (没)
「今後の世界百年のための原子力政策を!」         
トリウム熔融塩国際フォーラム 古川 和男


 今、日本は経済再建の大事な時期にある。その骨格となるのは明らかに「エネルギー環境産業」であろう。原子力委員会が政策再検討を行っており、再処理工場は稼動をめざす方針と報道されている。結論がどうであれ、これと「もんじゅ」再稼動問題の本質は、信頼できる中核技術者の育成確保保持という現実的緊急課題にある。主題とすべきは百年の大計である。今世紀世界は原子力に頼る他ないからであり、ここで異論もあろうが、次の4点を考えてみて頂きたい。

 1).再生可能な自然エネルギー技術の現実: 風力、太陽光発電などの実用の試みがかなり進み社会的な評価可能となったが、まだ不安定な寄生的技術で、電力の分担は精々1割までであろう。良いエネルギー源であるから、二-三〇年以内に真の新基幹エネルギー技術へと改革すべきだが、成功しても「世界一次エネルギーの二-三〇%を占める基幹産業」までに育つにはどうしても七-八〇年はかかり、世紀末になる。

 2).今世紀中後半に間に合うのは原子力のみ: 石炭、石油などの化石エネルギー依存を止めねば地球環境は破壊されてしまう。それに替わることができて、地球環境にやさしいのは原子力のみであろう。核融合は未だ研究段階に過ぎず間に合わないので、核分裂原子力が本格的に世界に定着発展するよう努力する他はない。

 3).要はプルトニウム(Pu)問題の解決: イラク・イラン・北朝鮮はいうまでもなく、韓国・台湾を揺るがせている核兵器問題の核心はPu問題である。核兵器を持たぬ核拡散防止条約国でPu使用を許され進めようとしているのは日本のみであるが、全世界に向け核兵器廃絶を断固先導しつつ生きてゆくには、技術に裏付けされた「核兵器への転用が難しい原子炉方式の採用」がどうしても必要となる。

 4).プルトニウム(Pu)問題解決策はある: 具体的には、核弾頭のみならず使用済み核燃料から回収されるPuをトリウムに混ぜたトリウム熔融塩炉により燃やすことによって、Puを消滅させることが出来、現在の原発体制から円滑に軍事利用に適さないトリウム原発時代に移行できる。このPuはフッ化物熔融塩にすれば良いから、処理法は単純で開発済みであり「再処理問題」の解決にもなる。それは十年前本欄で既に紹介し、『「原発」革命』(文春新書)でもかなり詳しく解説してある。

 この液体核燃料炉は決定的に優れた諸性能を備えている。核拡散・核テロ対策に優れているのみでなく、核暴走・爆発の恐れなく苛酷事故はありえず、単純な核燃料増殖サイクル(低コスト化学処理、核廃棄物消滅に極めて有利)が実現でき、固体核燃料の製作取扱い不要であるのみか炉構造運転が単純になり、大きく経済性が向上する。
 
 日米露共同開発を計画しているが、諸国の同志も協力しつつあり米露政府は認知している。OECDとIAEAが共同で推奨し、また最近現状報告書を提出した。国内でも、例えば自民党「循環型社会研究グループ」が、長期戦略項目に我々の構想を採用した。この基本構想は核冷戦に圧殺され、若手専門家はトリウムさえ知らないが、わが国として、トリウムの極めて優れた特性を十分認識し、国際的に核拡散抵抗性の高い原子力産業の育成に主導的役割を果たすべきであろう。                       (以上)

 しかしその後、この原稿が残念にも没となり、その没になった経緯を色々調べてみますと、私の考えでは概ね次のように推測される。

 ①.原子力政策を変えるのは大変なことである(ウラン関投資連資産の未償却やウラン技術者の処置)
 ②.トリウムのは極めて専門的な問題なので、原子力界内部での認知が必要。
 ③.原子力の将来を見て、トリウム路線をとるというのは現時点では難しい選択。
 ④.国内外の有力な専門家たちも言及するようになっているのでもう少し時間を掛けて議論が必要。

2011年3月21日月曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 10

 地震による原子力施設への影響について(7時00分現在) (第11報)
 [2011/03/12 07:57更新]


 原子力安全・保安院から、3月11日14時46分頃、宮城県北部で発生した地震による原子力施設への影響についてお知らせします。

○東北電力(株)女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)
(1)運転状況
1号機(52万4千kW)(自動停止)
2号機(82万5千kW)(自動停止)
3号機(82万5千kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト※等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化: 無
主排気筒モニタ指示値の変化: 無
(3)その他異常に関する報告
17:15にCO2消火開始。
○東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町及び双葉町)
(1)運転状況
1号機(46万kW)(自動停止)
2号機(78万4千kW)(自動停止)
3号機(78万4千kW)(自動停止)
4号機(78万4千kW)(定検により停止中)
5号機(78万4千kW)(定検により停止中)
6号機(110万kW)(定検により停止中)
(2)モニタリングポスト等の指示値
・モニタリングポスト指示値の変化:無
・主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
・原子力災害対策特別措置法第10条通報(福島第一原子力発電所3号機)
・同第15条通報(福島第一原子力発電所1、2号機)
・福島第一発電所注水機能回復のための電源確保の状況
電源車からのケーブルのつなぎ込み作業中。 (12日4:00現在)
・1号機の格納容器内圧が上昇しており、設計値400kPaのところ、840kPa程度まで上昇している可能性がある。
・モニタリングカーにより周辺監視区域境界近傍の放射性物質測定を行ったところ、12日4:00現在と比較して数値の上昇を確認※。(12日5:20現在)
MP6(正門付近)0.07μSV/h→0.59μSV/h(4:00→4:30)
MP8(正門付近)0.07μSV/h→0.38μSV/h(4:00→4:35)
※)数値のレベルは、一般公衆の年間線量限度である1mSvに達するのに約70日かかる程度。

○東京電力(株)福島第二原子力発電所(福島県双葉郡楢葉町及び富岡町)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(自動停止)
2号機(110万kW)(自動停止)
3号機(110万kW)(自動停止)
4号機(110万kW)(自動停止)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化: 無
主排気筒モニタ指示値の変化: 無
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第10条通報
1、2、4号機にて原子力災害対策特別措置法第15条通報

○原子力安全・保安院等の対応
【3月11日】
14:46 地震発生と同時に原子力安全・保安院に災害対策本部設置
15:42 福島第一原子力発電所1、2、3号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
16:36 福島第一原子力発電所1、2号機にて事業者が同法第15条事象
発生判断(16:45通報)
18:08 福島第二原子力発電所1号機にて原子力災害対策特別措置法
第10条通報
18:33 福島第二原子力発電所1、2、4号機にて原子力災害対策特別措
置法第10条通報
19:03 緊急事態宣言
20:50 福島県対策本部は、福島第一原子力発電所1号機の半径2kmの
住人に避難指示を出した。(2km以内の住人は1864人)
21:23 内閣総理大臣より、福島県知事、大熊町長及び双葉町長に対し、東京電力(株)福島第一原子力発電所で発生した事故に関し、原子力災害対策特別措置法第15条第3項の規定に基づく指示を出した。
・福島第一原子力発電所1号機から半径3km圏内の住民に対する避難指示。
・福島第一原子力発電所1号機から半径10km圏内の住民に対する屋内待避指示。
【3月12日】
5:44 総理指示により福島第一原子力発電所の10km圏内に避難指示
6:01 福島第二原子力発電所1、2、4号機にて原子力災害対策特別措
置法第15条通報

【長野県北部で発生した地震】

1.災害概要
(1)発生日時:平成23年3月12日(土) 3:59発生
(2)発生場所:長野県北部(北緯37度、東経138.6度)
深さ10km、マグニチュード6.6
(3)各地の震度
○震度5弱
  新潟県柏崎市、新潟県刈羽村
2 発電所の運転状況【自動停止号機数:10基(3月12日3:30現在)】
○東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)
(1)運転状況
1号機(110万kW)(運転継続中)
2号機(110万kW)(定検により停止中)
3号機(110万kW)(定検により停止中)
4号機(110万kW)(定検により停止中)
5号機(110万kW)(運転継続中)
6号機(135.6万kW)(運転継続中)
7号機(135.6万kW)(運転継続中)
(2)モニタリングポスト等の指示値
モニタリングポスト指示値の変化:無
主排気筒モニタ指示値の変化:無
(3)その他異常に関する報告
火災の報告等なし。

※被害のないことが確認された施設については、次回から削除することといたします。



正倉院
日記風に雑然と記録し、情報を貯めておく。



①(自民党時代からの)政府の方針
原発は現在、日本の電力の約3割を賄う「基幹電源」。
政府は昨年6月に策定したエネルギー基本計画で14機以上の原発の新増設を掲げ、
原発比率を4割程度に高める計画を示した。
これを受け、
現在17機の原発を保有する東電は,
福島第1原発での7、8号機増設などを含め、原発シフトを加速し、
原発比率を09年度の28%から、19年度には48%に高める方針だった。

②佐藤栄佐久知事の福島県の方針

佐藤栄佐久知事は、国の原子力政策と東電の隠蔽体質とに疑問を呈し、
保安院を経済産業省から独立させることを主張し、プルサーマル計画に反対するなど、
従来の保守政治家にはみられない信念のある行動をとった。

③たかり町長・たかり町民
原発依存市町村の行動様式として、双葉町の例が一番いいかと思う。

●朝日新聞(2008年9月17日)
「福島県双葉町で11日開かれた町議会で、井戸川克隆町長は今後の財政運 
営に関する質問に涙ぐみながら答弁した。05年に就任したが、5期約20 
年の前町長時代を含めて財政は悪化の一途。収入に対する借金返済の割合を 
示す指標『実質公債費比率』は06年度に30%と、全国で9番目に悪い水 
準になっている。」                           

●双葉町長の原発増設発言について
知事定例記者会見
【記者】
原発行政なんですが...、
プルサーマルに関しては知事はもうずっと、
「安全・安心が大前提で議論以前の問題だ」というふうにおっしゃってますけれども、
プルサーマルと同時に重要な問題として維持基準、
あと原発の増設という問題があると思うんですが、
先日双葉町議会でもですね、増設について話題になったようなんですけれども、
維持基準も含めて増設について知事のご見解をお聞かせいただければと思います。

【知事】
就任以来、改ざん・隠ぺいがあれだけ出てきて、
私は皆さんの前でも議会の中でも言っておりますけども、
まず安全・安心。さらにまた国に対しても国民の皆さんが納得のいくような、
保安院の形というのを求めていたわけです。
そういう中で、双葉町のああいう話があった。
まず、びっくりしました。
たぶん県民の皆さんも大変びっくりしたんじゃないかと思いますけども、
基本的に私自身は安全・安心。
きちんと地元の皆さんと県議会と、
さらにまた県民の皆さんが納得できるような形をあくまでも希求していかなければいけないと思っております。

●県議会の圧力と県政の転換
以下は、日頃の新聞やTVの報道の記憶から述べるので、誤った記述もあるかと思う。
善政を行い圧倒的な力を持っていた佐藤栄佐久知事が失脚すると、
地元県議が中心となり、県議会でプルサーマルの使用許可を決議してしまった。
ここにきて、佐藤栄佐久前知事の方針を堅持してきた佐藤雄平現知事も、
県議会の圧力に屈した形でプルサーマルの使用を許可してしまった。


原理原則を軽視しがちで自主性に欠ける日本人の思考傾向は、
『もたれあい』の政治を生み、
『たかり』の町政となり、
途中で転換できなくなってしまう。
第1原発の地元市町村は、これでも足りなくて、
さらに7、8号機増設の運動をしている。

ところで、わたしは一応は原発反対の立場に立ってきて、
署名運動などでは協力してきた。
生き方の基本姿勢として、
倹約した細々とした生活の中にもいくらでも喜びを見いだせると思っている。

そらから、これはまああまり考えてはこなかったが、
こんな危険なものを(危険なことはだれでも認めていた)一箇所に集中するのは、
技術者の常識から考えればありえないことだと思う。
それを、政府の高官も優秀な大学教授たちも気がつかないとはおかしなことだ。
しかし、これはいつものパターンで、
バブルのときにも誰一人警鐘を鳴らしてくれなかった。
人間にとっては、客観的になることは難しいようで、
優れた人々もこの点に関しては凡人になってしまうようだ。

まわりは、敵軍に追われるごとく脱出を急いでいる。
まあいいや、踏み止まって、行政の指示を待とう。
残念で、怒りを感ずるのは、これが天災ではなく完全な人災であることである。



朝日新聞(2008年9月17日) 
<現場から/福島・双葉町>


◆◆細る原発マネー◆◆

財政難の地元 固定資産税も法人税も減少


「原発マネー」に恵まれた原子力発電所の立地市町村が、財政難に直面し始めている。発電所建設が頭打ちとなってから税収は減り続ける一方で、かつて建てた「ハコ物」などの維持費や借入金の負担が重くのしかかる。さらに、税収の源泉だった各地の電力会社が原油高などで歴史的な赤字に転落する見込みで、一層の税収減が自治体を襲う。      (田村隆、中川透)


ハコ物 維持重荷
「町民が一丸となって前向きな行動をとるしかない」          

福島県双葉町で11日開かれた町議会で、井戸川克隆町長は今後の財政運営に関する質問に涙ぐみながら答弁した。05年に就任したが、5期約20年の前町長時代を含めて財政は悪化の一途。収入に対する借金返済の割合を示す指標「実質公債費率」は06年度に30%と、全国で9番目に悪い水準になっている。                           

東京・上野からJR常磐線の特急で約3時間。太平洋沿いの一帯は、通称「原発銀座」。双葉町など計4町に東京電力福島第一、第二原発の計10基の原子炉が並ぶ。70年代初めから順次運転を始め、電力会社が払う固定資産税や国の交付金など潤沢な原発マネーで、近隣自治体がうらやむ施設が次々と建った。                             

同町内の総合保健福祉施設「ヘルスケアーふたば」もその一つ。温浴プールや高齢者向けデイサービスセンターがあり、約16億円の地方債で99年に開業した。隣に温泉を掘って施設を造るなど、施設整備は90年代に次々と進んだ。                              

人口約7千人の町が事業実施で意識したのが、隣接する人口約1万1千人の大熊町だ。福島第一原発の敷地は町境に広がるが、固定資産税のかかる原子炉は双葉町2基に対し、大熊町4基。法人町民税の計算に使われる東京電力の事務所棟も大熊町側にあり、町税収入は2倍も違う。         

しかし、「大熊より施設が少ないという住民の要望を受け、双葉にも造ろうとの雰囲気があった」と町の担当者は振り返る。一方の大熊町は「従来、過度な借金はせず、蓄えた資金で必要な事業に絞ってきた」。双葉町は地方債残高が大きく膨らみ、原発に過半を依存する自主財源の地方税収の比率は低下傾向をたどる=グラフ。                      

双葉町の財政には、施設の負担が重くのしかかる。           

国からの交付金の約2割は施設維持費となり、税収の9割は借金返済や人件費に消える。このため、「第二の夕張」への転落を避けようと、町は管理職手当の1割削減や補助金の見直しなどに懸命だ。            

さらに、温泉入浴料を昨春に300円から500円に上げ、最高1万5千円の敬老祝い金を7千円に減らすなど、影響は住民サービスに及ぶ。自らの給与も半減した井戸川町長は「大阪府の橋下徹知事の苦労は、身にしみてわかる」と財政難の悩みを語る。

2011年3月20日日曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 9

チェルノブイリ原発事故 (2006/02/12)
事故20年目(2006年)の現状(2006/04/18)


リクビダートル?
ロシア語で、『後しまつ屋』のことで、特にチェルノブイリ原発事故後に、後始末や爆発した原子炉をコンクリートで固める作業を行なった『決死隊』のことで、20万人が居る。

なぜ、決死隊?
炉心爆発が起きたチェルノブイリ原子力発電所4号炉は、核燃料が粉々になり数十キロ四方に飛び散ったが、なおかつ大量の放射性物質がむき出しになったままであった。これをコンクリートで固めて事故を終結させる為に、ソビエト政府は、永住できる住まい、高額な年金、終身の高度医療保証の3点で決死隊をTV放送や新聞でつのり、60万人のリクビダートルを集めて、わずかな放射能防護服で決死の作業に従事させたのである。

保障?
リクビダートルへの保障は、解体した旧ソビエト連邦政府が行なったものであるが、ソビエト連邦は解体し、リクブダートルの多くは、ウクライナやベラルーシュ政府の管轄に移行した。しかしながらこれら政府は、予算不足を理由に、約束した年金の削減や、医療保障を見直しし始めている。

NHK報道局科学文化部

(20日午後2時現在)福島第一原発3号機に対しておこなう容器の圧力上昇を防ぐ措置について最新の記事です。長文になりますが短くツイートするのは誤解が生じますので、最後までお読みください。 #genpatsu
福島第一原子力発電所3号機の原子炉の入った格納容器の圧力が上昇しているため、安全に万全を期すため容器内の気体を外に放出して圧力を下げることになりました。経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、この際に放射性物質を含む空気がこれまでよりも外部に多く出ることが考えられ、放射線量が高くなる可能性があるということです。
格納容器は原子力発電所で事故が起きた際に放射性物質を外に漏れ出ないよう閉じ込める重要な役割を持つ施設で、容器の破損を防ぐため、圧力を下げる作業を行うということです。原子力安全・保安院によりますと格納容器の中には、放射性物質を含む空気が入っていて、まずは格納容器の圧力を調節するサプレッションプール=「圧力抑制室」の中の水を通して、放射性物質を減らしてから外に放出する方法を試みるということです。しかし、この方法で圧力が下がらない場合は、直接、外に空気を放出するということで、その際は、外部に出る放射性物質の量が増え、放射線量が高くなる可能性があるということです。
原子力安全・保安院によりますと、空気を直接放出する措置を実際に行えば今回が初めてで、放射性ヨウ素の放出量がこれまでより増えると予想されるということです。
東京電力の福島事務所によりますと、この措置によって、放水と電源の復旧作業を行っている人たちをいったん退避させてから格納容器の圧力を下げる作業を行うということです。原子力安全・保安院は、「今回の作業で、外部に放出される放射性物質が増えることになるが、東京電力でも議論した結果、やむを得ない判断だ、ということになった」としています。


低気温のエクスタシーbyはなゆー

ドイツ気象庁
http://www.dwd.de/
の最新発表によれば、世界協定時(UTC)3月21日12:00(注:日本時間21時)の時点で、東京は福島県なみの高濃度放射能汚染をこうむることになると予測される。 

以下はその予測図
http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild3,templateId=poster,property=poster.png

2011年3月19日土曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 8

マスコミに載らない海外記事
「東電、米国で原発建設予定: 日本の悲惨な原発運営者の貸借対照表情報皆無」というサイト
を閲覧した。以下のような記述:1〜3 は大いに気になる。


記述:1


アメリカでは、業界が散々文句を言った後で、建前上ディーゼル発電機は改修されたことになっている。だが日本では、東京電力に「電気の帝王」がやりたがらないことを、やれとは誰も言えないのだ。

原子力業界の内部関係者達から、私はかなりの極秘情報を入手している。業界では相当有名な、ある技術者は、アメリカに呼び込むため、東芝と東京電力に、オバマが魅惑的な条件をちらつかせたのではないかと特に懸念している。アメリカには、国民を救う為には自らを危険にさらそうという内部告発者達の長い歴史がある。我々が調べた、ニューヨークでの違法行為による不正金もうけ事件では、二人の勇敢な技術者、ゴードン・ディックとジョン・ダリーが、我々のチームに証拠文書をくれたおかげで、政府は耐震テスト詐欺を発見できたのだ。

日本では、そういうことは行われない。日本文化では、一つの会社に終身雇用で働くサラリーマンが告発することは許されないのだ。

アメリカの法律とて、素晴らしい防御というわけではない。ニューヨークの二人の技術者は、首にされ、業界のブラックリストに載せられた。それでも、(市、州、連邦)政府は、建設業者に対し、違法行為による金儲けのかどで民事訴訟をした。陪審は企業の弁明を受け入れず、結局、原子力発電所は、有り難いことに、解体された。

私はある種、外国人嫌いの反日運動をしているのだろうか?そうではない。実際、南テキサスの原子力プロジェクトに参加しているアメリカ側の業者、特に、現在ショー社の原子力部門となっているストーン & ウェブスター社の方に、ずっとギョッとしている。ストーン & ウェブスターは、ニューヨークで、非常用ディーゼル発電機テスト偽造を企てた会社でもある。(同社による他の悪行は、同社の元コンサルタント、ジョン・パーキンスが、その著書『エコノミック・ヒットマン』で暴露している) もし地球が震えたいと思った場合に、下記の事実があることを考慮されたい。最近、東芝とショー社は、原子力発電所建設において、全世界でパートナーになる契約を結んでいるのだ。


記述:2

パラストの素晴らしい本、『金で買えるアメリカ民主主義』、なぜか絶版のようだ。Armed Madhouseは、当然ながら翻訳されていない。プロパガンダTVや、映画を見るのではなく、宗主国・属国の事実に目を覚ます本を読みたいものなのに。小学校への英語教育導入、高校英語の英語による授業、すべて植民地化推進策。ハンバーガーをかったり、道を教えるために、会話を覚えてどうする?膨大な時間をかけた国民的記憶の抹殺政策。それだけの金と時間、宗主国研究、属国支配研究に投資しろ!と、素人は思う。先生方が、国家破壊政策を推進するアメリカ文部省日本支部に反抗すれば、首だろう。いくつかのファシスト行政裁判を見ればわかる。巧妙に、星条旗でなく、日の丸を強制しても、中味は隠せない。

福島原発、そもそもの設計に欠陥があったものを、経済優先でだましだまし運用してきたものが、連中のいう「想定外」の原因で崩壊し、制御不能になり、炉心溶融、メルトダウンが進行中。

この世界最悪の事故が、そうした欠陥システムを強引にすすめる属国支配体制そのものまるごと、まともな異議をとなえる反対派を、アカやらなにやら理由をつけて排除することに成功した、設計上、わざわざ制御機構を取り除いた、炉心溶融メルトダウン過程の国家であることを暴露している。

安政大地震の後で、幕府は崩壊した。アメリカの武力の圧力のもと、強引にすすめた、開国は壊国だった。アメリカの武力の圧力のもと、強引に進めた原発、これから進めるTPP。歴史は繰り返す。開国は壊国。

それでも日本は暴走を止めない。アクセルの無い暴走トラック、停止方法のない巨大石油タンカーが、石油工場に向かって暴走しているようなもの。

菅直人氏、ブログで、新潟地震の後で、こうおっしゃっている。素晴らしい見識。ぜひ実行を。ただし原発を推進してきた自民党・公明党への大政奉還は許さない。


記述:3

そして、当たり前だが、属国は、政治家も、官庁も、検察も、マスコミも、労働組合も、あらゆる支配装置がすべて宗主国の走狗として機能するからこそ成立する。経産省は、アメリカ通商代表部日本支部、外務省は、アメリカ国務省日本支部、財務省は、アメリカ財務省日本支部。彼等なくして、今の日本はなかったろう。日本国民のためではなく、アメリカ支配層の為に仕事をしているのだ。しかも、給料は日本人から搾り取る。帝国運営とは、なんと、経済的か。そして、検察はアメリカ検察(そういうものがあるのかどうか知らないが)日本支部。65年の属国の歴史で、官庁は完全にアメリカ支部になっている。幹部は東大卒、アメリカ留学組。IAEA事務局長の経歴も、そう。

大規模労働組合をみていただきたい。元連合会長の笹森清、東京電力労働組合委員長だった。「泥棒が警官」そのもの。つまり、連合なる組合組織、労働者を救うための組織ではなく、労働者弾圧のための組織。大手労組で、異議の声をあげれば、会社から排除される。企業別という歪んだ日本の労組の根本的欠陥。もちろん、労働者の為に活動する自立派の労組もあるが、65年にわたる総資本の攻撃下、極めて弱体。(典型は中曽根による国鉄解体。郵政解体には、労組解体も、副産物の狙いにあったろう。)

外国特派員協会で、原子力資料情報室が、まともな情報発信を続けているのを、目くらましプロパガンダをしようと、日本原子力技術協会前理事長石川迪夫という人物が昨晩登場。聞くに耐えない代物。根拠のない楽観論の自滅プレゼン。ああいう人間が、この大災害をひき起こしたのだ。彼も東大卒、アメリカ留学。『理系人のコミュニケーションと明るい未来』に、この記者会見をうまくまとめられた記事がある。全く同感。
そういう連中と違う、まともな人間が、国をあげての無茶な原子力行政に疑問を抱いて、逆らい始めると、失脚させる。佐藤栄佐久氏、その典型。

『英語日本語ニュース』で、「全米に存在する104箇所の原子力発電所の中で23箇所の原子炉は世界中を心配させている福島第一原発と同じジェネラル エレクトリック社のボイリング ウォーター原子炉である」という記事翻訳が読める。宗主国支配層も、属国支配層も、今、必死なのだ。日本の壊滅は、アメリカ帝国の壊滅を意味する。故チャルマーズ・ジョンソン氏の名著の題名にもなっている、Blowbackという言葉を思い出した。

無理難題の「北方四島返還」ではなく、まっとうな二島返還から入ろうとした鈴木宗男議員も冤罪。ロシアと日本が仲良くなっては、宗主国こまるのだ。

2011年3月18日金曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 7

原発 緊急情報(8) 放射線はどこまで行くか?
・・・・・・・・・
それではチェルノブイリの時になぜ遠くの人が被害を受けたのかというと、実は「現場でチェルノブイリの処理に当たった人は放射線で死んだのですが、遠くの国民は「放射能を持った物質」で被害にあったのです。

http://takedanet.com/2011/03/post_cd3c.html

この地図は、チェルノブイリの爆発の後、放射能物質がどのようにロシアの大地に飛んでいったか?という図です。
ちょっと見にくいのですが、チェルノブイリの原発は図の中心にあります。そこから強い放射能を持つ物質が飛んでいったのですが、図を見るとわかるように二つの方向があります。
一つは、チェルノブイリからポーランドの方に西側に進んだもので、おおよそ300キロぐらい飛んでいます。
もう一つは、チェルノブイリから東北東に流れたもので200キロぐらいのところと、500キロメートルに強い汚染が見られました。
ちなみに、福島原発から東京までの距離は約230キロですからチェルノブイリの図に自分のいる所にしるしをつけると、だいたい検討がつきます。
風が問題ですから全く同じ距離でも全然、汚染の程度が違います。例えば、チェルノブイリから200キロ西のところは相当強い汚染を受けていますが、200キロ東南東は全く汚染されていません。
風に乗って一筋になって流れますから遠くに離れても汚染は強いままにであまり弱くなりません。
また、所々に黒いところ(汚染の強いところ)があるのは、雨が降ると雲の中に含まれている放射能を持つ物質が落ちてくるとか、気流の関係などがあります。
でも第1には風の向きであることがよくわかると思います。

福島原発事故、スリーマイル並み=国内最悪の「レベル5」-3号機プールに再び放水

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は18日、国内初の一部炉心溶融などの深刻な事態に陥った1~3号機について、国際原子力事故評価尺度(INES)のレベル5(暫定値)に当たるとし、国際原子力機関(IAEA)に報告した。

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011031800905

 レベル5は「施設外へのリスクを伴う事故」に当たり、1979年の米スリーマイル島原発事故と同水準。国内では99年に茨城県東海村で起きた核燃料加工会社ジェー・シー・オーの臨界事故を超え、過去最悪となった。
 保安院は、同原発1~3号機が津波によって冷却機能を失って炉心損傷を起こし、現在も放射性物質の放出が続いているとして、評価基準に従いレベル5と判断。また、同様に使用済み核燃料プールの冷却機能を失って水素爆発に至った4号機は「重大な異常事象」のレベル3と判断した。地震後に冷却ポンプが一時動作不能になった福島第2原発(同県富岡町、楢葉町)の1、2、4号機も同様とした。

島の原発廃炉「当然議論に」=東電常務が記者会見

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011031801190

 福島第1原発の一連の事故で、東京電力の小森明生常務は18日、福島県内で記者会見し、「県内の原発を廃炉にするか」との記者の質問に「当然、そういうことも議論になると思う」と述べた。また同社の原発事業については「危険な状態を無視することは、経営の根幹に関わる」とし、事業継続の上で設備や運営を見直す考えを示した。
 住民への情報提供や生活支援が遅れているとの非難を受け、東電社員を避難所に派遣し、要望に応えることを表明。一方で、原発事故の被災住民への補償は「国とも相談して考えていく」とし、明言を避けた。
 小森常務は2008年6月から2年間、福島第1原発の所長を務めた。会見では「私も住民でした。住民の顔を浮かべると本当に申し訳ない」と謝罪した。
 原発を冷却するための危険な放水作業に自衛隊員や警察官、消防士らが携わっていることについては「多くの人が大事故に携わっていることに、本当に頭が下がります」と声を詰まらせながら語った。(2011/03/18-22:57)

2011年3月17日木曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 6

 現在進行している事態が、「望ましいこと」として目に映っている人もいるんですね。
リタイアした爺さんが飼い犬でも相手につぶやいているのならいいのですが、この人の意思を思い測りながら政治家や高級官僚がうごめくのがわが国の現状です。
気持ちが暗くなってしまいました。
http://m-genri.blog.so-net.ne.jp/2011-03-17

 福島県は「東北電力」を使用している。
「東京電力」の福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所は、あくまで関東の人々のために稼働してきたのである。
 それなのに事故が起こった途端に見放すのは、やっぱり違う気がする。
 そう考えると、やるべきことが見えてくるはず。
http://blog.livedoor.jp/flamevein0106/archives/51655340.html

 
 高齢者残し、医師ら避難か=原発圏内の病院-福島
 事故が相次ぐ福島第1原発(福島県大熊町)の10キロ圏内にあり、避難指示が出た同町の双葉病院で、患者を避難させるため自衛隊が到着した際、病院内は高齢の入院患者128人だけで、医師や病院職員らがいなかったことが17日、分かった。県災害対策本部が明らかにした。
 同病院の患者のうち14人は、避難途中や避難先の県立いわき光洋高校(いわき市)で死亡した。
 対策本部によると、官邸危機管理センターは14日未明、原発の10キロ圏内に取り残された住民について「明け方までに避難させること。避難しない場合は責任を取れない」と県に指示したという。
 県は自衛隊に救助を要請。自衛隊は14~16日にかけ、バス3台を使って双葉病院から128人を搬出した。しかし、隊員が病院に到着した時点では、300人を超える患者のうち、寝たきりの高齢者らだけが取り残され、病院関係者はいなかったという。
 自衛隊は患者の被ばく状況を調査した上で、避難所に移動させた。
 県の担当者は「病院職員がいないことはあり得ない。放棄ととられても仕方がない」と批判。同病院を運営する医療法人「博文会」関係者は取材に対し、「理事長と連絡が取れず、事実関係は分からない」としている。(2011/03/17-20:52)
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2011031700997&j4


NHKニュース
福島 避難所で患者14人死亡

3月17日 4時23分
福島県いわき市の避難所で、病院から避難してきた高齢者を含む入院患者14人が死亡したという報告が避難所から福島県の災害対策本部にあり、県が詳しい状況を調べています。
福島県などによりますと、14日、県内の病院から128人の入院患者が、避難所になっているいわき市にある県立高校に避難しました。しかし、このうち、2人が避難所に向かうバスの中で、12人が避難所に入ってから、これまでに死亡したということです。亡くなった14人はほとんどが高齢者で、寝たきりの人も含まれ、いずれも別の病院に移るために一時的に避難所で待機していたということです。この高校の校長によりますと、避難所には、医師を含む4人の医療スタッフがいましたが、医療機器は最低限しかなく、患者たちは避難所の畳の上に毛布を敷き、ヒーターなどを置いて寝ていたということです。福島県では「できるかぎり早く避難できる病院を見つけたかった。詳しい状況を確認したい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110317/k10014727811000.html

デジタル日野気象台
ガイガーカウンターによる放射線量
前年と比べ同様な数値で推移している模様。
http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

2011年3月15日火曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 4

 菅総理からの国民の皆様へのメッセージ


 国民の皆様に、福島原発について御報告をいたしたいと思います。是非、冷静にお聞きをいただきたいと思います。

 福島原発については、これまでも説明をしてきましたように、地震、津波により原子炉が停止をし、本来なら非常用として冷却装置を動かすはずのディーゼルエンジンがすべて稼働しない状態になっております。この間、あらゆる手だてを使って原子炉の冷却に努めてまいりました。しかし、1号機、3号機の水素の発生による水素爆発に続き、4号機においても火災が発生し、周囲に漏洩している放射能、この濃度がかなり高くなっております。今後、さらなる放射性物質の漏洩の危険が高まっております。

 ついては、改めて福島第一原子力発電所から20kmの範囲は、既に大半の方は避難済みでありますけれども、この範囲に住んでおられる皆さんには全員、その範囲の外に避難をいただくことが必要だと考えております。

 また、20km以上30kmの範囲の皆さんには、今後の原子炉の状況を勘案しますと、外出をしないで、自宅や事務所など屋内に待機するようにしていただきたい。そして、福島第二原子力発電所については、既に10km圏内の避難はほぼ終わっておりますけれども、すべての皆さんがこの範囲から避難を完全にされることをお願い申し上げます。

 現在、これ以上の爆発や、あるいは放射性物質の漏洩が出ないように現在全力を尽くしております。特に東電始め関係者の皆さんには、原子炉への注水といったことについて、危険を顧みず、今も全力を挙げて取り組んでいただいております。そういった意味で、何とかこれ以上の漏洩の拡大を防ぐことができるように全力を挙げて取り組んでまいりますので、国民の皆様には、大変御心配はおかけいたしますけれども、冷静に行動をしていただくよう心からお願いを申し上げます。
 以上、国民の皆さんへの私からのお願いとさせていただきます。


 政府の報告書によればしっかり活動し続けらレていることが以下の資料からよく分る。

 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震について
      平成23年3月15日(17:00)現在
      緊急対策本部
      原子力災害対策本部

 1. 地震の概要(気象庁)              01/75
 2. 政府の主な対応                 24/75
 3. 被害状況等(未確認情報を含む)         38/75
 4. 被災者の救助活動状況(3月15日17:00現在)49/75
 5. 各省庁の活動状況                55/75
 6. 海外支援の受け容れ状況             73/75

2011年3月14日月曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 3

 東京電力の計画停電によるJRへの影響 
 JR東日本の在来線で運転されている路線
 ▽中央線は、東京から甲府の間、▽中央・総武線の各駅停車は三鷹と西船橋の間、
 京王電鉄は京王線・井の頭線で本数を通常の半分程度に減らして運行

 東電 14日の計画停電は終了
 第1グループから第4グループまで、いずれも停電を取りやめ電力を供給
 第5グループのうち、茨城県、千葉県、静岡県、それに山梨県の4つの県の一部の地域について、午後5時ごろから計画停電を行っていましたが、午後6時半前にいずれも停電を終了し、電力の供給が再開されました。東京電力が停電を実施したのは、第5グループのうち、茨城県の稲敷市や行方市など、千葉県の旭市など、静岡県の富士市と富士宮市、それに山梨県市川三郷町などの、いずれも一部の地域です。東京電力では当初、停電を実施したのは、第5グループのうち茨城県と静岡県の一部の地域だと発表しましたが、その後、千葉県や山梨県の一部についても停電を実施したと、停電終了後に発表しました。また、夕方以降に予定していた第1グループと第2グループについては、停電を行わず、東京電力では14日の計画停電はすべて終了したとしています。

 安否不明は1万5000人超
 今回の東北関東大震災で、宮城県女川町は、町の建物のほとんどが流され、人口のほぼ半分に当たるおよそ5000人の所在が確認できないなど、東北地方を中心に安否が分からない人は1万5000人以上となっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110314/t10014670701000.html

 2号機“炉心溶けた可能性”
 福島第一原子力発電所2号機で、原子炉の水位が急激に下がって、一時、燃料棒がすべて露出した可能性のあることが分かり、東京電力では「炉心が溶けた可能性も否定できない」としています。経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、その後、海水が徐々に入り始めたということで、燃料が溶けるのを防ぐため海水の注入作業を急いでいます。
福島第一原発2号機では、原子炉を冷却するすべての機能が失われたとして、14日午後1時半すぎ、国に対し、法律に基づいて「緊急事態」を知らせる、いわゆる「15条通報」を行いました。その後、原子炉の水位が急激に下がり、14日午後5時すぎ、核燃料が水面から80センチまで露出したということです。このため、午後6時20分から原子炉に海水を入れる作業を始めましたが、海水が入っていることが確認できず、原子炉の中にある燃料棒が、一時、すべて露出した可能性があるということです。東京電力では、「炉心が溶けた可能性も否定できない」としています。東京電力によりますと、海水が注入できなかったのは、職員が監視のために、その場を離れていた間に海水を入れるポンプの燃料が切れて停止していたためだということです。その後、燃料をポンプに入れ直した結果、海水が徐々に入り始めたということで、「いわゆる空だきの状態にはなっていない」としています。東京電力では、燃料が溶けるのを防ぐため、引き続き、海水の注入作業を急いでいます。

2011年3月13日日曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける - 2

3月11日14時46分に三陸沖(牡鹿半島の東南東、約130km付近)、深さ約24km(暫定値)を震源として発生した東北地方太平洋沖地震について、M8.8からM9.0に修正されました。

また、「震度5弱以上となる余震が時々発生し、場合によっては震度6弱から6強となる余震が発生する可能性も高いと考えられます」としています。

詳細は以下から。

「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第16報)
http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/13c/201103131830.html

なお、発表していた津波注意報は17時58分にすべて解除されているものの、余震が発生した際には規模によっては再び津波が発生する可能性があります。


東京電力が13日と14日に実施する計画停電の詳細を発表しました。東京都を第1グループから第5グループに分け、それぞれのグループで時間帯別に停電させるというものになっています。

なお、この計画停電は昭和26年の設立以来初で、信号・鉄道運行・ATMなどでも影響が出る見込みとなっており、4月いっぱい続く見込みです。

詳細は以下から。

※2011/03/13 22:34、現在も東京電力の会見は続いており、会見内容とページ上の一覧とが違っており、現在確認中です
※2011/03/13 22:45、NHKニュースの情報を追加しましたが、現在も会見は続いており、最終的には違ってくる可能性があります。
※2011/03/13 22:52、第5グループの時間帯を修正しました。
※2011/03/13 22:58、山梨県と静岡県のPDFファイルのアドレスを追加しました。

東京電力のページが非常につながりにくい状態ですが、以下が詳細な各都道府県別のリストを記したPDFファイルです。

・東京都
http://www.tepco.co.jp/images/tokyo.pdf

2011年3月12日土曜日

テレビで東北地方太平洋沖地震の情報を観続ける 

 福島県が総理大臣官邸から指示を受けて福島第一原発と福島第二原発から半径20キロの範囲を新たに避難指示の対象にすることを明らかにしました。

 福島県は先ほどこれを訂正し、福島第二原発については、半径10キロの範囲のままと訂正した。

 原子力安全・保安院
「福島第一原発の敷地境界付近で放射線を測ったところ、
 爆発音があったころとされる午後3時29分には、
 1時間に1015マイクロシーベルトだったが、
 1時間後の午後4時40分には100分の1以下の
 1時間に8点25マイクロシーベルトに下がった。」

2011年3月11日金曜日

宮城県沖地震、地震観測史上最大のマグニチュード8.8 -14時47分揺れを感じる -東京は帰宅難民で混乱

 宮城県沖地震、地震観測史上最大のマグニチュード8.8で、地震観測史上最大の規模である。

 23時35分現在、東北地方太平洋沖地震で、宮城県内でも大変大きな被害が出ている。


 -14時47分揺れを感じる -東京は帰宅難民で混乱

PIXUS MP630 音が鳴るミステリー 13 -電話機 UX-F3CL の怪 -いつもの環境で音の出所を観測する

 電話機 UX-F3CL の怪は相変わらず続いていることが分った。その状況は次の通りである。

 2011.03.10

 08時45分、ピッという音が鳴るのを隣室で聞いた。
 今日聞いたピッという音はこの1回だけであった。

2011年3月9日水曜日

PIXUS MP630 音が鳴るミステリー 12 -電話機 UX-F3CL の怪 -いつもの環境で音の出所を観測する

 電話機 UX-F3CL の怪は消えていく感じがする。ピッという音が鳴る回数が次第に減り、昨日と今日は全くピッという音が鳴るのを聞いていないからである。その状況は次の通りである。

 2011.03.05

  10時41分、12時20分、 23時48分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。
 
 2011.03.06

  10時12分、10時42分、16時55分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。
 
 2011.03.07

  10時40分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 2011.03.08

  ピッという音が鳴るのを聞いていない。

 2011.03.09

  ピッという音が鳴るのを聞いていない。

 以上のようにピッという音が鳴る回数が次第に減り電話機 UX-F3CL の怪は消えていくようだが、その理由の見当はついていない。

2011年3月8日火曜日

COOLPIX S70 音が鳴るミステリー -電源の切れているモニターから音がでた

 12時31分、連雀通りでレモンキャブに乗っているとき、手に持って膝の上に置いたデジタルカメラからピッピーンという携帯電話の着信音のような音が鳴るのを聞いた。その音は運転席の前面に置かれた携帯の充電が終了したことを知らせる音であった。
 ここでも、音源の位置が正確に掴めていないことが分った。

2011年3月7日月曜日

Sony Cybershot TX100V 撮影タイムラグとは -レリーズタイムラグ -GPS・コンパス機能

 ヨドバシカメラ吉祥寺店でルームエアコンの説明を受けたついでにカメラ売り場に寄ってみた。Nikon のCOOLPIX S80 の説明を聞き終わって、GPS 付の機種について聞いたところ Sony Cybershot TX100V を推奨された。

 Sony Cybershot TX100V はなかなか素晴らしいデジタルカメラだが価格は4万4千円と高価である。Nikon のCOOLPIX S80 の大きさとほとんど変わらないのに GPS が搭載されているのは凄い。レリーズタイムについて聞いてみたが、発表されていないということで分らなかった。

 帰宅してカタログを見ていると「撮影タイムラグ 0.3 秒」という表示が目に付いた。ウエブで調べてみたが「撮影タイムラグ」というのは「レリーズタイム」と違うことぐらいしか分らなかった。

 カメラ業界では「レリーズタイム」を表示項目に上げていないし、独自の「撮影タイムラグ 0.3 秒」という表示を使ってみたり、業界の統一規格を作る気は無いらしい。

 シャッターを指で押してからシャッターが切れるまでの経過時間はユーザーにとって非常に気になっているくらい承知している筈だが、何故ユーザーの気持ちに長年に渡って応えていないのだろうか。どうもお家の事情が関係しているらしいことは見た覚えがある。

 ヨドバシカメラの店員の「シャッターを切ってみてください、ほら速いでしょ!」という言葉だけで納得させられてしまうのは情けない限りである。

 でも、この気持ちを救ってくれたのは GPS・コンパス機能が遂に小型デジタルカメラに付いたことだ。それも Sony Cybershot TX100V という小さなボディに搭載されているのを知ったことは誠に喜ばしい限りであった。

2011年3月6日日曜日

iPhoto の写真が Apple TV2 で見られない怪 -iTunes 写真共有設定

 
 久しぶりに「タモリ カズノブさんより、このKoffeePhotoアルバムが送られています: 」というメールが2通届いた。早速「Webで閲覧」をクリックし Google Chrome に写真を表示させ、写真をデスクトップにドラッグドロップした。

 続いて、iTunes を起動し Apple TV2 も起動、Sony BRAVIA に写真を表示させると、「最後の読込み」にある2通目の写真しか現われなかった。1通目の写真をアルバムとスライドショーにしてみても Sony BRAVIA には表示されなかった。

 iTunes を調べているうち、アプリケーションメニューの詳細 > 共有する写真を選択... > 写真共有設定で写真を表示させるための設定をする必要があることが分った。「写真共有設定」のなかのアルバムをみると iPhoto で作成したアルバムとスライドショウが選択されていなかったのである。

 そこで、「写真共有設定」のなかのアルバムで iPhoto で作成したアルバムとスライドショウを選択したうえで Sony BRAVIA を操作してみると、見事にアルバムとスライドショウが表示された。

 「写真共有設定」では「写真の共有元:iPhoto 」にチェックを入れ、「選択したアルバム、イベント、および人々」および「videoを含める」を選択、選択したアルバム、イベント、の表示させたい項目を選びチェックを入れてある。

 iPhoto に読込んだイメージ及びビデオを Sony BRAVIA に表示させるには、iPhoto に読込む都度 iTunes のアプリケーションメニューの詳細 > 共有する写真を選択... > 写真共有設定でアルバム、イベント、の表示させたい項目を選びチェックを入れなければならない。この操作を忘れると Sony BRAVIA に表示させることは出来ないことを覚えておかなければならない。

2011年3月5日土曜日

 アクセス権消失の怪 -突然フォルダに禁止マーク -アクセス権が無いので開けません

 常時「Mac OS X, 10.6.6 (Macintosh HD4)」を使っている。今日久しぶりに「Mac OS X, 10.4.11 (Macintosh HD2-2)」で動くアプリケーションで作業するため、いつもの通りシステム環境設定のシステム「起動ディスク」から「Mac OS X, 10.4.11 (Macintosh HD2-2)」を選択し「再起動」ボタンを押した。

 「Mac OS X, 10.4.11 (Macintosh HD2-2)」が起動すると、Safari にアップデートがあるのでインストールするかという表示が現われたので OK ボタンを押した。ダウンロードが数了すると「再起動」するよう促され再起動ボタンを押し、Option キーを押しつづけ「Mac OS X, 10.4.11 (Macintosh HD2-2)」を選択して起動させた。

 起動した「Mac OS X, 10.4.11 (Macintosh HD2-2)」には書類フォルダでは無く Document フォルダが現われ、ダブルクリックすると「アクセス権がないので開けません」と表示された。

 「情報を見る」で開いてアクセス権を与えてもそのフォルダだけなので、目的のファイルまで到達するには大変な数のフォルダを処理しなければならないことが分った。「内包するフォルダに適用する」というボタンが現われていないのでこの機能が使えないからである。

つづく。

2011年3月4日金曜日

PIXUS MP630 音が鳴るミステリー 11 -電話機 UX-F3CL の怪 -いつもの環境で音の出所を観測する

 00時06分、
 00時07分、 
 12時21分、
 13時47分、
 ピッという音が鳴るのを聞いた。
 PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

2011年3月3日木曜日

Send to AirPlay ミステリー -Send to AirFlick -電話機 UX-F3CL の怪

 極最近、Google Chrome でウエブ閲覧中に images の画面の中に Send to AirPlay という文字が浮かび上が、video の場合には Send to AirFlick という文字が現われるようになった。Send to AirPlay も Send to AirFlick もクリッカブルである。極最近、アプリケーション AirFlick をインストールしているので、そのせいだと思われる。

 続く。

 電話機 UX-F3CL の怪は相変わらず続いている。
 13時32分、ピッという音が鳴るのを聞いた。PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 

2011年3月2日水曜日

PIXUS MP630 音が鳴るミステリー 10 -電話機 UX-F3CL の怪 -いつもの環境で音の出所を観測する

 13時16分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 13時17分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 13時25分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 13時30分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 13時36分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 17時53分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 18時06分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 18時37分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

2011年3月1日火曜日

PIXUS MP630 音が鳴るミステリー 9 -電話機 UX-F3CL の怪 -いつもの環境で音の出所を観測する

 07時00分頃、ピッという音が鳴るのを聞いた。
 寝所の中で隣の部屋から聞こえてくるはっきりとした音を聞いた。

 13時00分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 13時42分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 13時54分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。

 18時32分、ピッという音が鳴るのを聞いた。
  PIXUS MP630 の手前角内部奥から聞こえた。