2010年10月31日日曜日

iPhoto 9 の不調を直す-8 アクセス権の初期化方法

月末恒例の Flickr にアップロードする写真の編集作業を進め、200+200+2枚のアップロードを完了した。
iPhoto Library2010.8.1~ を iPhoto 9.0.1 で開き写真の読み込み、編集、書き出しなどの作業を行った。
アップルコールセンターに電話し、iPhoto 9.0.1 の説明(英語)文に何が書かれているか、アクセス権の初期化方法などを聞いた。
iPhoto 9.0.1 の説明(英語)文によれば iPhoto 8.1.2 を iPhoto 9 にアップロードするには、iPhoto 9.0.1 にアップロードしてから行えばうまくいくと書かれているという。そこでその通りに指導してもらって行ったが、結果はうまくいかなかった。フォルダやファイルの情報を見てみるとアクセス権にカスタムが存在しているので、このことがうまくいかない原因だと思うからカスタムを削除する方法を探してくれるように頼んだところ、iPhoto の担当が30分以上の時間を掛けて探してくれた。
その結果アクセス権の初期化方法が分った。
先ず、任意の場所に新規のフォルダを作成する。次に、その新規ホルダがデフォルトのアクセス権を備えたフォルダであることを確認する。続いてその新規フォルダの「情報を見る」からギアを開けて「内包する項目に適用...」の項目があることを確認し、その項目をクリックしフォルダの中の項目にデフォルトのアクセス権が適用されるようにする。こうすると、このフォルダ内に作成したフォルダ及びファイルは全てデフォルトのアクセス権が適用されるようになるのである。
次に、こうして作成した新規フォルダの中に iPhoto 8.1.2 で作成した新規 iPhoto Liburary を作成する。iPhoto 8.1.2 をオプション起動し表示されたダイアログ「iPhoto で使用するフォトライブラリを選択してください。」の最下段で「新規作成...」ボタンをクリックし、作成した新規フォルダの中に iPhoto Library2010.8.1... と名前を付けた新規 iPhoto Library として保存する。
次に、この新規作成 iPhoto Library2010.8.1...の「パッケージの内容を表示」させ内容の全てがデフォルトのアクセス権を備えていることを確認したうえ、その内容の全てを一旦削除する。
次に、問題のアクセス権がカスタムとなっている iPhoto Library2010.8.1~ の「パッケージの内容を表示」させ、その内容の全てを、新規作成 iPhoto Library2010.8.1... の「パッケージの内容を表示」させ内容の全てを一旦削除している後の空欄に、オプションドラッグしてコピーする。続いて、新規作成 iPhoto Library2010.8.1... が入っている新規フォルダの「情報を見る」からギアを開けて「内包する項目に適用...」をクリックしデフォルトのアクセス権を「内包する項目に適用」し確認する。
次に、iPhoto 8.1.2 をオプション起動でこの新規作成 iPhoto Library2010.8.1... を選択し起動が完了したことを確認したら一旦終了する。続いて、iPhoto 8.1.2 をコマンドを押しながらオプション起動して「iPhoto Library の再構築...」を選択し、新規作成 iPhoto Library2010.8.1... の再構築を完了させる。
このようにして新規作成した iPhoto Library2010.8.1... を iPhoto 9.0.1 で起動したところ見事にアップデートが完了した。内容を「情報を見る」から調べてみるとアクセス権カスタムは全く存在せず、全てにデフォルトのアクセス権が適用されていたのである。

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